東証一部上場 証券コード 2127
No.2127

中堅・中小企業のM&A仲介実績No.1

M&A成功事例インタビュー

~26歳社長の決断!会社拡大へのステップアップM&A~

海外でのビジネス展開にも着手できる見通しとなり、更なる事業拡大に心を躍らせています

ビーネット&シナジーマーケティング

2009年7月、当社がお手伝いしてM&Aを実行された2社をお迎えし、M&Aを決意された理由や当時の心境などをお聞きしました。

写真:ビーネット&シナジーマーケティング
株式譲渡契約調印式にて(2009年7月)
株式会社ビーネット 代表取締役社長 中川輝様(左:当時26歳)、シナジーマーケティング株式会社 代表取締役 谷井等様(右) ※職称は当時のもの
譲渡企業

株式会社ビーネット

  • 兵庫県神戸市
  • ドロップシッピング型ネット商社
  • 売上高:約8億円(連結)
譲受け企業

シナジーマーケティング株式会社
(JASDAQ:3859)

  • 大阪府大阪市
  • クラウド型CRMサービス
  • 売上高:約16億円

中川様、株式会社ビーネットのご紹介と、M&Aを検討した経緯をお教えください

中川 ビーネットは、ネットショップの運営をサポートする会社です。ネットショップ向けの腕時計等の卸売サイト「未来問屋」運営により、ネットショップに商品データを提供、ネットショップはそれを販売サイトに掲載し、ネットショップに注文が入った時点で当社がエンドユーザーに商品を直送する、というビジネスフローです(下図参照)。これによりネットショップは無在庫での商品販売が可能となり、数千のネットショップがこのしくみの会員となっています。当社自身も在庫を殆ど持たない体制を築くことに成功し、創業以来会員数・取扱商品数ともに増え続けておりました。

しかし商材選定や仕入先との交渉、システムメンテナンスに至るまで私が一人で対応しており、業務の組織化が課題でした。システム面においても私のオリジナルであったため改善の余地が大きく、日々増加する受注に追われて業務はパンク寸前でした。

さらに、当社サービスのユーザーとなるネットショップの増加とシェアの拡大により、全ユーザーに対して同一のサービスを提供するのではなく、商品とユーザー毎の商流を交通整理するシステムの導入が必要であると考えるようになりました。

以上の理由からM&Aによる他社との提携を考えるようになり、取引先に対して自ら提携の提案・交渉をしたり、日本M&Aセンターに相談するようになりました。

谷井様、シナジーマーケティング株式会社のご紹介と、ビーネット様との資本提携に至った経緯を教えて下さい

谷井 当社は、クラウド型CRM(顧客関係管理)シェアNo.1を誇る、「コミュニケーション・プラットフォームSynergy! 」の提供をはじめ、CRM に関するシステムコンサルティング等を行っている会社です。営業支援から流通への事業領域拡大を検討していたところ、日本M&Aセンターからビーネットとの資本提携の提案を受け、即面談を希望しました。

面談で中川さんにお会いして、優秀で事業熱意溢れる人柄に魅力を感じ、資本提携を決意しました。ビジネス面での相乗効果としては、ビーネットの持つ数千のクライアントに対するCRMサービスの提供や、当社クライアントからのビーネットに対する商材提供等のメリットが生まれるであろうと考えていました。

ビーネットのビジネスフローと シナジーマーケティングとの提携メリット

ビーネットは、ネットショップが在庫を持たずに顧客へ商品を届ける、いわゆるドロップシッピングをサポートする企業として成長しています。「未来問屋」の卸売サイト運営等を通じて、資金がない、商品が確保できない、商品掲載が大変、販促まで手が回らない、といったネットショップの悩みを解決しております。今回のシナジーマーケティングとの資本提携により、業務拡大に向けた体制整備が実現しています。

ビーネットのビジネスフローと シナジーマーケティングのサービスの図

M&Aによるビーネット側のメリット

  • 業務の組織的運営
  • システムの強化
  • 拡大への体制構築

M&Aによるシナジーマーケティング側のメリット

  • 顧客から「未来問屋」へ新商材提供
  • ネットショップへのCRMサービスの提供
  • 流通分野への進出

中川様、シナジーマーケティング様との資本提携を決意された理由をお教えください

中川 谷井さんとお会いして、「101点のサービスを」というシナジーマーケティングの企業理念、および谷井さんの経営者としての考え方に感銘を受けた事が一番の理由でした。

事業面においても、シナジーマーケティングの豊富なCRM ノウハウを当社のシステムにカスタマイズしてご提供いただくことで、課題であったシステム強化ができます。お客様へのサービス向上が図れる、最適な相手だと感じました。

また、株式の一部を私に残しておきたいという私の考えに共感頂けたことも、モチベーションアップになりました。

現状はどうですか?

中川 現在も、ビーネットの代表取締役社長としての業務に従事しております。M&A後最初に行ったのは、重要度の高いリスクの排除です。これは、WEBシステムのセキュア性の見直しや、各種規程類の整備等になります。

次に、業務のマニュアル化・組織化を進めてきました。業務の分担が進み、私自身に新たな事業展開を考え行動する時間ができるようになりました。

システム面では、前述の交通整理のシステムを導入した新サービスのリリースに向け、開発を進めています。

また、以前からの夢であった、海外でのビジネス展開にも近日着手できる見通しとなり、更なる事業拡大に心を躍らせています

谷井 当社にとっても、ビーネットの流通網を引き継ぐことができたのは大きな意味があります。当社の既存サービスのお客様に対して、流通という新しい切り口のサービス提供が可能になります。

異業種への進出ということもあり、当初は周囲から説明を求められることもありましたが、当社の狙う事業展開を説明すると理解が得られ、問題になることはありませんでした。

さらに中川さんをグループの一員として招いたことが、当社の社員にとっても良い刺激となっています。組織が拡大して社員数が増えるに従い、社員一人一人の意識の低下を懸念しておりましたが、誰よりも勤勉で、少人数で大きなビジネスを若くして展開する中川さんが近くにいることで、社員のモチベーションアップにつながっています