株価算定シミュレーション

大日本塗料、ジャパンパウダー塗料製造を吸収合併

更新日:

大日本塗料株式会社(4611 ) は、2024年1月26日開催の取締役会において、2024年4月1日を効力発生日として、完全子会社であるジャパンパウダー塗料製造株式会社(愛知県小牧市、以下「JPCM」)を吸収合併することを決議した。大日本塗料を存続会社とする吸収合併方式で、JPCMは解散する。

大日本塗料は、塗料・ジェットインクの製造、販売、 各種塗装機器装置の販売、塗装工事等を行う。
JPCMは、主に大日本塗料グループで販売する粉体塗料の製造・供給を行う。

JPCMが扱う粉体塗料は組成に有機溶剤を含まず、回収・再利用が可能であり、塗装・焼付の省工程化が期待できるなど、社会・環境に配慮した塗料として優れた性能を有しており、大日本塗料グループにおいても、かねてより重要な営業品目の一つとして位置付けている。

また、大日本塗料は現中期経営計画の重要施策として価格競争力の強化を推進しており、これまでにも生産系子会社の合併を含めた拠点集約を実施し、製造コストの圧縮に努めてきた。

JPCMについては2023年4月1日に合弁事業の解消を行い、大日本塗料の完全子会社となったことから、粉体塗料事業の競争力強化に資する方向性を検討していた。

その結果、経営資源を当社に集約することで、粉体塗料製造に係る管理コストの圧縮と生産効率の改善及び品質強化を図ることが望ましいと判断し、JPCMを吸収合併し当社に統合することとした。

・今後の予定
合併契約書締結取締役会決議日(JPCM) 2024年1月30日
合併契約書締結日            2024年1月31日
実施予定日(効力発生日)        2024年4月1日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

大日本塗料に関連するM&Aニュース

大日本塗料、各種フッ素樹脂塗料製造・販売のAGCコーテックを子会社化

大日本塗料株式会社(4611)は、AGC株式会社(5201)が保有するAGCコーテック株式会社(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化することを目的とする株式譲渡契約書を締結した。大日本塗料は、塗料・ジェットインクの製造及び販売、各種塗装機器装置の販売、塗装工事等を行っている。AGCコーテックは、建築用・工業用・防食用各種フッ素樹脂塗料の製造販売、建築用仕上塗料・塗材の販売等を行っている。フッ

大日本塗料、神東塗料へのTOBが成立 子会社化へ

大日本塗料株式会社(4611)による、神東塗料株式会社(4615)の公開買付け(TOB)が、2025年3月10日をもって終了した。応募株券等の総数(13,992,700株)が買付予定数の下限(13,989,000株)に達し、かつ、買付予定数の上限(15,520,000株)を超えなかったため成立し、計約46%の株を取得した。本公開買付け及び本第三者割当増資の結果、2025年3月18日(本第三者割当増

大日本塗料が神東塗料へTOB、子会社化へ

大日本塗料株式会社(4611)は、神東塗料株式会社(4615)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。神東塗料は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後も、神東塗料は上場(スタンダード市場)を維持する見通し。大日本塗料は、構造物・重防食用塗料や建築用塗料、自動車補修用塗料などの製造や販売を行っている。神東塗料は、合成樹脂塗料や顔料および電子機器、塗装設備などの製造・

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

M&A全般
合併とは?企業買収との違い、種類、メリット、デメリットを解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード