株価算定シミュレーション

エア・ウォーター、傘下のエア・ウォーター・ガスプロダクツに産業ガス事業の一部を承継

更新日:

エア・ウォーター株式会社(4088)は、同社デジタル&インダストリーグループ・ガスプロダクツユニット内の産業ガス事業の一部を会社分割により、完全子会社であるエア・ウォーター・ガスプロダクツ株式会社(大阪府大阪市、以下:AWガスプロダクツ)に承継させることを決定し、吸収分割契約を締結した。

エア・ウォーターを分割会社とし、AWガスプロダクツを分割承継会社とする吸収分割方式。

エア・ウォーターは、産業ガス、ケミカル、医療、 エネルギー、農業・食品関連等の製品の開発、製造及び販売を行っている。

AWガスプロダクツは、産業ガス製造並びに販売、産業ガス関連設備及び機器の設計・製作・メンテナンス、機械設備・消防設備・空調設備・水道設備・監視設備・ボイラー等の補修、改造、点検に関する業務を行っている。

背景・目的

これまで、エア・ウォーターが産業ガス製造プラントを資産保有し、AWガスプロダクツがエア・ウォーターからの業務受託によりプラントの操業管理等を行う体制としていたが、鉄鋼向けオンサイトガス供給プラントを中心とした産業ガス事業をAWガスプロダクツに集約することで、各種産業ガス製品の製造、販売、物流、保守の一貫体制を構築する。

本会社分割は、産業ガス製造に関わる事業構造改革の一環として、エア・ウォーターのデジタル&インダストリーグループ・ガスプロダクツユニット内の産業ガス事業の一部をAWガスプロダクツに承継させるもの。

分割する部門の事業内容

ガスプロダクツユニット内の産業ガス事業の一部

日程

吸収分割契約締結日:2025年8月7日
本会社分割の効力発生日:2025年10月1日(予定)

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

エア・ウォーターに関連するM&Aニュース

エア・ウォーター、歯愛メディカルに対しTOBで子会社化へ

エア・ウォーター株式会社(4088)は、株式会社歯愛メディカル(3540)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。歯愛メディカルは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、歯愛メディカルは上場廃止となる見通し。エア・ウォーターは、デジタル&インダストリー、エネルギーソリューション、ヘルス&セーフティー、アグリ&フーズ、並びにその他の事業に関する製品・商品の製造・販売

川本産業、TOB成立で5月14日上場廃止

エア・ウォーター株式会社(4088)による、川本産業株式会社(3604)の公開買付けが2025年4月3日をもって終了、TOBが成立したことをうけ、2025年4月9日付の会社法第370条による決議(取締役会の決議に代わる書面決議)において、川本産業の特別支配株主であるエア・ウォーターによる川本産業株式に係る株式売渡請求の承認を受けた。川本産業の株式は、株式会社東京証券取引所の上場廃止基準に該当し、2

エア・ウォーターによる川本産業へのTOBが成立

エア・ウォーター株式会社(4088)による、川本産業株式会社(3604)の公開買付け(TOB)が、2025年4月3日をもって終了した。応募株券等の総数(2,466,684株)が買付予定数の下限(960,100株)以上となったため成立している。川本産業は、東京証券取引所スタンダード市場に上場しているが、所定の手続を経て上場廃止となる見込み。

エア・ウォーター、川本産業に対しTOB実施

エア・ウォーター株式会社(4088)は、川本産業株式会社(3604)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。川本産業は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、川本産業は上場廃止となる見通し。エア・ウォーターは、デジタル&インダストリー、エネルギーソリューション、ヘルス&セーフティー、アグリ&フーズ、グローバル&エンジニアリング等の事業を展開している。川本産業は、衛

エア・ウォーター東日本、深沢ツールから高圧ガス・機械工具卸売事業を譲受け

エア・ウォーターグループの地域事業会社であるエア・ウォーター東日本株式会社(東京都港区)は、株式会社深沢ツール(岩手県滝沢市)より高圧ガスおよび機械工具の卸売事業を譲り受けた。エア・ウォーター東日本は、東北~中部エリアにおいて、産業ガスのトータルソリューションカンパニーとして高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」や充填所など、各地で生産拠点の整備を進め、産業・医療用ガスの安定供給を行っている。

この記事に関連するタグ

「吸収分割・会社分割」に関連するコラム

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

M&A実務
会社分割とは?吸収分割、新設分割の違い、メリットや手続き、注意点を解説

会社分割とは、企業が事業の全てもしくは一部を切り離して別の会社に承継させるM&A手法の1つです。主に「新設分割」と「吸収分割」の2種類があります。本記事では会社分割の概要、種類、メリット・注意点についてご紹介します。この記事のポイント会社分割には新設分割と吸収分割があり、新設分割は新会社に事業を移転し、吸収分割は既存会社に事業を移転する。どちらも義務や権利が移転先に引き継がれる。会社分割のメリット

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
分社化とは?子会社化との違い、メリット・デメリットを解説

分社化は、企業が成長を遂げるための重要な戦略の一つです。特に、複雑なビジネス環境においては、柔軟性や迅速な意思決定が求められます。本記事では、分社化の概要、メリットやデメリットについて整理し、実際に分社化する際のポイント等について詳しく解説します。この記事のポイント分社化は、企業が事業の一部を切り離して独立した会社を設立する手法であり、業務効率向上や新規事業参入を目的とする。分社化には会社分割や事

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード