当社支援実績&経営者インタビュー
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不動産事業をはじめとした暮らしに関わる様々なサービスを提供。
TOKYO PRO Market上場を通じて組織を強化し、永続的な企業発展へ繋げる。
株式会社フロンティアホールディングスのTOKYO PRO Market上場
- 上場日
- 2022年9月14日
- 証券コード
- 5525
- 代表者
- 中西栄仁
- 所在地
- 大阪府大阪市
- 設立
- 2007年10月
- 売上高
- 5,868百万円(2021年12月期)
- 従業員
- 110名(2021年12月期)
- URL
- https://frontier-hd.com/
株式会社フロンティアホールディングスの
Tokyo Pro Market
上場インタビュー
上場を考えたきっかけを教えてください。
事業承継とM&Aです。会社を公にして、全く血縁関係のない人が安心して継げるような仕組み、状況にしたいと思い上場しました。
TOKYO PRO Marketを選ばれた理由について教えてください。
TPM の場合は合理的というか、必要最小限で上場できるのかなと思いました。それに加え、株式の流出を調整できるので、思い通りの経営をしやすいかなという考えもありました。
そして何よりも、当社は元々JASDAQ 上場を目指しており、それではあと2年くらいかかる予定だったのが、TPMでは1年で上場でき時間の短縮にもなりました。私たちにとっては一番良いマーケットでした。
上場準備において、どのような点に苦労されましたか。
内部統制が本当にゼロからのスタートでした。財務会計の方も当時はレベルが低かったと思います。それを上場基準まで上げていくのが非常に大変でした。
営業の仕組み自体も、上場をするためにはある程度改善が必要でしたので苦労しました。
上場準備中、従業員さんから何か反応や変化などはありましたか。
社員に対してきっちりと上場する意図や目的を共有していましたので、反対意見やネガティブな発言はほとんど起こりませんでした。
上場にチャレンジすることによって社員も楽しんでいたところがありますので、そこまで大きな変化はなかったかなと思います。
(インタビュー当時)TOKYO PRO Market 上場から一ヶ月が経ちましたが、上場してよかったなと思うことはありますか。
特に同業他社からの反応が大きかったですし、それによる共同の仕事もこの1ヶ月でちらほら増えています。そして銀行・金融機関が変わりました。金利も交渉によってかなり下げることができるようになりました。
また、新卒採用でもいい影響があると感じています。
何よりも上場することによって内部統制が整備でき、そこに起因する売上の上昇をこの1ヶ月でも感じられています。
上場月である9月は創業以来の売上新記録が出ましたし、10月もそれを上回るペースですので、TOKYO PRO Marketに上場して良いことしかなかったです。
J-Adviser制度についてどのように感じていらっしゃいますか。
伴走して頂いているというか寄り添っていただいているというか、少し内部体制を変えようとしたときにしっかりとアドバイスをいただけたので、はっきり言っていただける方が横にいるとやはり安心ですし、非常に上場基準が保ちやすい素晴らしい制度かなと思います。
ここまで寄り添っていただけるとは思わなかったです。
しっかりと早い段階で指導して頂けると、次の展開も早く見ることができますので、非常にありがたいなと思いました。
TOKYO PRO Market上場後の、フロンティアホールディングス社の今後の目標について教えてください。
全社で10年ビジョンを掲げておりまして、売上500億円・経常利益81億を10年で達成したいと思っています。この10年、私の代で形を作り、次のバトンをきちっとした形で渡せるようにしたいなと思っています。そのための上場でしたので、計画は持っています。
これから上場を目指す方へ、アドバイスやメッセージがあれば是非お願いします。
私共が実際に体験したことですが、内部統制をしっかりプロの方に見て頂くことによって、売上げに直結してきます。これはなかなか自分ではできないことです。恐らくこの上場のチャレンジがなければやれなかったと思います。非常に売上にも直結しますし、社員満足にもつながりますし、世間からの見る目も変わります。ということは採用にも影響するということなので、思い切って上場された方が企業の未来を考えるといいと思います。
これはもう、確信に近いものがあります。
少しでも上場してみたいなという志があれば迷わず、早くやった方がいいと思います。