当社支援実績&経営者インタビュー

TOKYO PRO Market上場後に成長を加速させ、
約2年でマザーズ(現GROWTH市場)へステップアップ。
保育・介護・ICTの分野でソリューション事業を展開し、
“福祉の総合企業”として社会に貢献している。

AIAIグループ株式会社のステップアップ上場(旧社名:株式会社 global bridge HOLDINGS)

AIAIグループ株式会社
証券コード
6557
上場市場
グロース
上場日
2019年12月23日
TOKYO PRO Market上場廃止日
2019年12月22日
事業内容
保育事業、介護事業、ICT事業
所在地
東京都墨田区
URL
https://aiai-group.co.jp/
お知らせ
東京証券取引所マザーズ市場への上場承認及びTOKYO PRO Marketにおける当社株式の上場廃止に関するお知らせ

2019年12月22日、AIAIグループ株式会社が、東京証券取引所が運営するマザーズ市場(※現在はGROWTH市場)に上場しました。2017年10月にTOKYO PRO Market(TPM)上場をしてから約2年で一般市場へのステップアップを果たした同社の貞松社長に、TPM上場を経たことの振り返りや、一般市場上場後だからこそ思うTPMのメリット・デメリットについてお伺いいたしました。

AIAIグループ株式会社の
TPMから一般市場への
成長インタビュー

TPMに上場されて得られたものには、どういうものがありましたか?

(AIAIグループ株式会社 貞松社長)
たくさんあるのですが、一番分かりやすいのは東証上場というマークが名刺やホームページにつくこと。名刺交換をさせていただくときも、会社案内をご覧いただくときも、 「御社、上場企業なのですね」という点が、まず話題になります。これが一番大きな効果でした。
そのほかに実際に感じるのは、融資の際、代表者連帯保証が外れるという点です。
そして、きちんと組織化されるというところ。基本的に、小さな会社から大きくなろうとすると、社長がグイグイ引っ張って大きくいくというのが一般的だと思うのですが、その過程で、家業のまま大きくなるのか、企業化して組織として大きくなっていくのか。きちんとした組織図、それが絵にかいた餅ではなく、それを管掌する、その事業を担当する役員なり部長なりがちゃんとしっかりいる、というところはTOKYO PRO Marketへの上場によって得られたといっても過言ではないと思っています。

一般市場の前にまずはTPMを経由したことについて、どのように感じていますか。

(AIAIグループ株式会社 貞松社長)
今回マザーズ市場(※現在はGROWTH市場)に上場して、よくよく感じたことですが、TOKYO PRO Marketとマザーズ市場は全く変わりません。唯一違うのは、株式があまり流通しないということくらいです。
私は両方経験したので分かるのですが、TPMでも会社としての体制はしっかりできますし、監査法人もつきますし、上場セレモニーも全く同じ。株式の流通以外は全部一緒でした。そういう意味で、TPMを選んで本当に良かったなと思っています。
やはり上場するということは、ガバナンスがしっかり効いているということ、統治がきちんとされていて、牽制が効いていて、コンプライアンスといいますか法令順守ですかね、会社が正しいことをちゃんとしているよ、法に触れることはしていないよ、ということが、一定の水準で担保されているということなので、これは会社の価値は上がると思います。その体制を作ることが一番大変でしたが。

実際上場してみて、 TPMのメリット・デメリットはどのようにお考えですか?

(AIAIグループ株式会社 貞松社長)
メリットに関しましては、これまでお話ししてきましたとおりです。デメリットとして私が一番感じたのは、まだTOKYO PRO Marketの知名度がない、ということでしょうか。三宅社長もおっしゃっているとおり、まだ30社程度ですよね。これがおそらく100社とか200社とかになってくれば違うと思います。昔のマザーズもそんな感じだったのではないでしょうか。「マザーズって何ですか?」「店頭公開と何が違うのですか?」みたいなことを言われていたのだと思います。おそらく今TPM がその時代なのかなと。
株式を流通させないと価値がないと思われる方もいらっしゃいますが、私はあまり会社を安売りしなくてもいいと思います。マザーズに上場するときには、株式を25%も放出しなければならないので。100億円で25%を放出するのか、10億円で25%放出するのかで、創業者のメリットは全く違うので、私はTPMでは流通しなくていい市場だと、まだ安売りする時期じゃないと思っています。ですので、私はそこが非常にいいと思っているところで、デメリットには感じていません。
なので、もっとたくさんの企業がTPMに上場して、知名度を高めていってほしいですね。そこが大きなデメリットを克服する唯一の方法なのかなと思っています。

貞松社長にとって、TPMとはどのようなものでしょうか。

(AIAIグループ株式会社 貞松社長)
本当はずっといたかったくらいよかったです、TOKYO PRO Marketって。よかったのですけれども、調達する資金の額が20億、30億となってくると、そうはいっていられないといいますか。TPMに上場する前は、1億、2億を調達できていれば企業活動できていましたが、事業の拡大とともに資金調達ニーズも増えてきまして。資金を注入する額や規模が全然違ってきているので、ここは一般市場に上場させて価値をさらに上げて、それを金融機関に評価いただいて融資していただくということを選択せざるを得ないところがあったので、マザーズに上場させたのですが、目指すはやはり東証一部だと思います。事業としてしっかりと世の中に貢献できるような認知度や実績を得るためには、私はやはり一部を目指したいと思っていますので、そこに向かう第一歩を踏み出せたということは非常に喜ばしいことだと思いますし、マザーズ市場において早く時価総額250億円(東証一部上場時に必要とされる時価総額)を突破していきたいというのが、いまの私たちの目標の一つです。もしかしたら最大の目標ともいえると思うのですけれども、それを早く達成できるように、このマザーズでしっかり修行して成長していきたいと思っています。

TOKYO PRO Marketに上場しようかどうか迷っている経営者の皆様にアドバイスをお願いいたします!

(AIAIグループ株式会社 貞松社長)
やはり決断だと思います。決算書が公表されることを躊躇する方が意外といらっしゃいます。しかし、会社の評価は、やはり社会がするものなので、社会から見られる体制を作るということが、ひとつのステップになると思います。いまの数字がどうなのかという点はさほど影響がないというか、そんなに言うほどみなさん見ていないので、「どういう経営をしているのか」「どうしていきたいのか」ということを発信して初めて仲間は集まってくるので、社会に公開するということはすごく重要なことだと思います。
そして、TOKYO PRO Marketに上場したら、事業会社とか、金融機関といったプロから資金を調達すること。私たちは事業会社から億単位で資金を入れていただいて成長しました。いろんな考えの方がいらっしゃると思いますが、会社を成長させるためには最低限の株主(資金)を入れて、次のステップに引き上げる準備をしていただいたほうがいいのではないかと思います。

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