M&Aニュース

トクヤマ、台湾子会社の台湾徳亞瑪の株式50%を譲渡

更新日:

株式会社トクヤマ(4043)は取締役会において、台湾にある完全子会社の台湾徳亞瑪股份有限公司(台湾新竹市、以下「TTC」)の株式50%を台灣塑膠工業股份有限公司(台湾高雄市、以下「FPC」)に対して譲渡する旨を決議した。

トクヤマは、1918年に設立。日本の化学工業の発展とともに、セメントやさまざまな化学製品を製品群に加え、現在では最先端の半導体製造を支える電子工業用高純度薬品や放熱材料、メガネ関連材料や歯科器材などのライフサイエンス分野、廃棄物の再資源化を含む環境分野を主なフィールドとして事業を展開する。

TTCは、電子工業用高純度薬品の製造・販売を行う。

FPCは、石油化学製品及び化学品の製造・販売を行う。

トクヤマとFPCは、2020年10月に電子工業用高純度イソプロピルアルコール(以下、高純度 IPA)の製造・販売を目的とした合弁会社である台塑德山精密化學股份有限公司(以下、FTAC)を台湾に設立し、高純度IPA事業を開始している。

一方、TTCは1996年8月に日本で製造した高純度IPAの充填出荷拠点として設立され、現在も同事業の重要な拠点として機能している。

この度、FTACとTTCの一体運営とFPCとの協働による事業の更なる発展・拡大を目指すべく、本株式譲渡を実行する。なお、本株式譲渡後もTTCはトクヤマの連結子会社に留まる。

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

トクヤマに関連するM&Aニュース

トクヤマ、完全子会社である新第一塩ビを吸収合併へ

株式会社トクヤマ(4043)は、完全子会社である新第一塩ビ株式会社(東京都千代田区)を吸収合併することを決定した。トクヤマを吸収合併存続会社とする吸収合併方式で、新第一塩ビは解散する。トクヤマは、化成品、セメント、電子材料、ライフサイエンス、環境事業各種製品の製造販売を行っている。新第一塩ビは、トクヤマ製品を原料として塩化ビニル樹脂の製造・販売を行っている。トクヤマは、組織運営の効率化を目的として

トクヤマデンタル、ドイツ子会社を完全子会社化

株式会社トクヤマ(4043)と株式会社トクヤマデンタル(東京都台東区)は、トクヤマデンタルのドイツ子会社TokuyamaDentalDeutschlandGmbH(ドイツアルテンベルゲ、以下TDDG)を、2023年4月20日付でトクヤマデンタルの100%子会社にした。トクヤマは、基礎化学品や建築関連などの化学製品を製造・販売する会社。トクヤマデンタルは、歯科医療器材の製造・輸出入・販売を行っている

トクヤマ、新第一塩ビを完全子会社化へ

株式会社トクヤマ(4043)は、連結子会社である新第一塩ビ株式会社(東京都千代田区)について、住友化学株式会社が保有する全株式14.5%を取得し、完全子会社化すると発表した。トクヤマは、化成品、セメント、電子材料、ライフサイエンス、環境事業部門の製造販売事業を行っている。新第一塩ビは、塩化ビニル樹脂の製造販売を行っている。新第一塩ビは、トクヤマの完全子会社化後、住友化学愛媛工場内にある新第一塩ビ愛

トクヤマ、セメントの仕入販売を行う連結子会社4社を合併へ

株式会社トクヤマ(4043)は、セメント・生コンクリート等の仕入販売を行う連結子会社4社を合併する。合併後の新会社名は、「トクヤマ通商株式会社」(東京都中央区)。【合併する4社】・トクヤマ通商株式会社(東京都中央区)・関西トクヤマ販売株式会社(大阪市北区)・株式会社トクショウ(福岡市中央区)・株式会社トクシン(広島市中区)トクヤマは、化成品、セメント、電子材料、ライフサイエンス、環境事業部門の製造

トクヤマの子会社サン・トックス、重包装製品・段ボールの製造・販売等を行うレンゴーへ株式譲渡へ

株式会社トクヤマ(4043)は、子会社サン・トックス株式会社(東京都台東区)の株式を、サン・トックスの株式を保有するレンゴー株式会社(大阪市北区)に対して譲渡することを決定した。トクヤマのサン・トックスの株式保有割合は80%から34%となり、レンゴーのサン・トックスの株式保有割合は、20%から66%となる。トクヤマは、化成品部門、特殊品部門、セメント部門、ライフアメニティー部門などの製造販売事業を

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本の「ホワイトナイト」とベトナム企業

今回ご紹介するプロジェクトTの調印式の様子(左から、ダイナパック株式会社代表取締役社長齊藤光次氏、VIETNAMTKTPLASTICPACKAGINGJOINTSTOCKCOMPANYCEOTranMinhVu氏)私はベトナムの優良企業が日本の戦略的パートナーとのM&Aを通じて持続的に発展することを支援するために2022年にNihonM&ACenterVietnamへ入社しました。当社へ入社する前

シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

海外M&A
シンガポールに代わる地域統括拠点 マレーシアという選択肢

人件費、賃料、ビザ発行要件、すべてが「高い」シンガポールASEANのハブと言えば、皆さんが真っ先に想起するのはシンガポールではないでしょうか。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、シンガポールでは87社の統括機能拠点が確認されています。東南アジアおよび南西アジア地域最大の統括拠点の集積地として地位を維持しています(タイ:21社、マレーシア:11社、インド:5社)。リークアンユー首相の下で、少ない資

株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおけるメリット、手続き、税金を解説

中堅・中小企業のM&Aで、最も多く用いられるスキームが株式譲渡です。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続きの流れ、税金についてM&Aに精通した税理士がご紹介します。日本M&Aセンターは株式譲渡をはじめ、様々なスキームのM&Aを経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお尋ねください。M&A・組織再編に関するご相談はこちらから株式譲渡とは株式譲渡は、譲渡対象企

小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

海外M&A
小さく生んで大きく育てる ベトナムM&A投資の特徴

本記事では、ベトナムでのM&Aの特徴と代表的な課題について解説します。(本記事は2022年に公開した内容を再構成しています。)比較的に小粒である、ベトナムM&A案件ベトナムのM&A市場は、ここ数年は年間平均300件程度で推移、Out-Inが全体投資額の約6~7割を占め、その中で日本からの投資件数はトップクラスです(2018年:22件、2019年:33件、2020年:23件)。興味深いことに、1件当

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aで失敗したくないなら、まずは日本M&Aセンターへ無料相談

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード