オキサイド、イスラエルの結晶メーカーRaicol社を子会社化へ
株式会社オキサイド(6521)は、Raicol Crystals Ltd.(イスラエル ロッシュ・ハアイン、以下Raicol社)の全株式を取得し子会社化することを決定した。
オキサイドは、国立研究開発法人物質・材料研究機構発のベンチャー企業。単結晶・光部品・レーザ光源・光計測装置を開発・製造・販売している。また、光計測・新領域、半導体、ヘルスケアの3つの事業を展開している。
Raicol社は、1995年に創業したイスラエルの結晶メーカー。「宇宙・防衛」「美容」「エネルギー」「量子」といった幅広い分野で使用される非線形光学結晶および電気光学デバイスの研究・開発・製造・販売を行っている。
本件M&Aによりオキサイドは、主に以下3点にて事業拡大およびシナジー効果創出を図る。
①事業の分野拡張と成長加速
・「宇宙・防衛」「美容」「エネルギー」事業分野への参入
・Raicol社が得意とするフラックス法結晶成長技術にオキサイドが持つ単結晶成長技術を融和させ、新材料の製品開発を加速
②シナジー効果と競争力の向上
・製品ラインナップが充実することによる顧客へのワンストップでの製品提供
・製量子分野のユーザーが現時点で求めているほぼ全ての種類のメモリ結晶と波長変換結晶の提供
③営業面におけるシナジー効果
・Raicol社が、欧州や米国を中心とした世界各地域で広い販路と様々な知見や経験を保有していることを活かし、両社製品のクロスセルによる効率的な新規顧客開拓と世界的な販売網の強化
・今後の予定
株式譲渡実行日 2023年3月1日