大王製紙(3880)、日清紡HD(3105)の紙製品事業を譲受け
大王製紙(3880)は、日清紡ホールディングス(3105)が連結子会社日清紡ペーパープロダクツ株式会社(東京都中央区、日清紡PP)等において営む紙製品事業を譲受けることを決定した。
本件は、日清紡HDが日清紡PPに対して、紙製品事業に関して有する資産等を会社分割の方法により承継させたうえで、日清紡ペーパープロダクツの発行済全株式を大王製紙が譲受ける方法により行う予定。
大王製紙は、洋紙事業の構造転換、板紙・段ボール事業の強化、ホーム&パーソナルケア事業の更なる成長と加速、コストダウン、人材活用の効率化等の施策に取 り組んでいる。
日清紡HDは、紙製品事業において、家庭紙、洋紙、紙加工品の 3 事業で特長ある高付加価値紙製品の製造・販売を行っている。
本件M&Aにより、大王製紙は、自社グループの製品ラインナップの拡充を実現するとともに、洋紙事業の構造転換の加速を図る。
さらに、自社エリエールブランドの持つ高い市場認知度によりと日清紡HDのもつ高付加価値商品を組み合わせることで、家庭紙製品の競争力強化と商品の拡販に取り組む。
一方、日清紡HDはエレクトロニクス事業とブレーキ事業を中心に経営資源を重点配分して成長戦略を構築する。
●今後のスケジュール
事業譲受日(日清紡PP株式取得日) 平成29年4月3日