
【2024年TOKYO PRO Market市場総括】今年50社が上場!J-Adviserが東京プロマーケットの動向と今後の展望について解説
J-AdviserとしてTOKYO PRO Marketの上場指導・審査を行う日本M&Aセンターが国内新規IPOの近況を踏まえながら、2024年のTOKYO PRO Market市場と今後の展望について解説します。
- 上場準備
- IPO
- TOKYO PRO Marketとは
福岡証券取引所が新設した、
上場を目指す成長意欲のある企業のためのプロ向け市場
一般市場よりもスピーディーに上場
Q-Boardや福証グロース・スタンダード上場への足掛かりに
Fukuoka PRO Marketに上場することで得られるメリットは大きく4つあります。
最も大きなメリットとしてまず挙げられるのが、「信用力 知名度の向上」です。一定の審査基準をクリアして上場したという事実、そして、“上場企業の証”として付与されるロゴマークや4桁の証券コードは、貴社の大きな信用力となります。
監査法人の監査を受け、決算情報も公にしているので、会社の透明性や信頼性も格段に高まります。また、上場企業となると、新聞や各種業界誌への掲載など対外的な露出が増えるので、知名度もアップします。このように信用力 知名度が上がることで、営業面では取引先の拡大や海外進出がしやすくなる、M&Aのお相手として選ばれやすくなるというような効果が生まれます。
「会社の組織力が上がる」こともメリットの1つです。上場会社は、コーポレートガバナンスや内部管理体制を構築しなければなりません。意思決定プロセスを明確化し、相互チェック相互牽制する機能を作ります。損益管理では、月次で把握できる体制を組み、予算や中期計画を立てて、予算実績比較分析を行えるようにします。そうすることで、権限移譲が進んで従業員が成長する、経営戦略をスピーティーに決定変更できるようになる、というような効果が生まれます。
そしてもちろん、「人材確保」にも非常にプラスに働きます。“上場会社”を謳って求人広告を出せるようになるので、新卒採用でも中途採用でも優秀な人材を確保しやすくなります。また、社員が上場会社で働いていることに誇りを感じてくれ、モチベーションが高まることは、会社全体の生産性の向上にも繋がります。上場企業の従業員というステータスは、住宅などのローンを組むときに優遇を受けられるというような嬉しい効果もあります。
「資金調達」については、一般市場は株式による資金調達(公募 売出)が必須なところ、Fukuoka PRO Marketでは任意とされています。よって株式による資金調達は一般市場と比較するとメリットとして挙がりにくいものの、Fukuoka PRO Market上場によって信用力知名度が上がることで、金融機関からの融資を受けやすくなる、融資条件が有利になるという効果が見込まれます。
「会社の組織力が上がる」こともメリットの1つです。上場会社は、コーポレートガバナンスや内部管理体制を構築しなければなりません。意思決定プロセスを明確化し、相互チェック 相互牽制する機能を作ります。損益管理では、月次で把握できる体制を組み、予算や中期計画を立てて、予算実績比較分析を行えるようにします。そうすることで、権限移譲が進んで従業員が成長する、経営戦略をスピーティーに決定変更できるようになる、というような効果が生まれます。
そしてもちろん、「人材確保」にも非常にプラスに働きます。“上場会社”を謳って求人広告を出せるようになるので、新卒採用でも中途採用でも優秀な人材を確保しやすくなります。また、社員が上場会社で働いていることに誇りを感じてくれ、モチベーションが高まることは、会社全体の生産性の向上にも繋がります。上場企業の従業員というステータスは、住宅などのローンを組むときに優遇を受けられるというような嬉しい効果もあります。
「資金調達」については、一般市場は株式による資金調達(公募 売出)が必須なところ、Fukuoka PRO Marketでは任意とされています。よって株式による資金調達は一般市場と比較するとメリットとして挙がりにくいものの、Fukuoka PRO Market上場によって信用力知名度が上がることで、金融機関からの融資を受けやすくなる、融資条件が有利になるという効果が見込まれます。
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"オーナーシップを維持しながらスピーディーに上場ができる市場"
Fukuoka PRO Market(福岡プロマーケット、FPM)とは、福岡証券取引所が 2024年12月に開設した特定投資家(プロ投資家)のみが取引を行う市場です。
一般市場の場合は、個人でも法人でも、誰もが投資家として自由に市場に参加する(株を買う)ことができますが、Fukuoka PRO Marketは、株式投資の知識や経験が豊富なプロ投資家しか参加できないようにする代わりに、一般市場よりもかなり柔軟な上場制度や上場基準になっています。
その最大の特徴としては、「形式基準がない」ことが挙げられます。
一般市場では、一定の「利益の額」「株主数」「時価総額」といった数値的なハードルが設けられていますが、Fukuoka PRO Marketには一切ありません。なかでも注目していただきたいのは、「株主数」です。例えば東京証券取引所のグロース市場では、新規上場時の形式要件として株主数は 150人以上、福岡証券取引所のQ-board市場では株主数200人以上とされています。これらの制限がないということは、株主を無理に増やさずに、現在の株主構成のままで上場することができます。つまり、“オーナーシップを維持”したままで上場することが認められているということです。顔の見えない不特定の株主が入ってこないので、外部株主に口を出されずに、“経営の自由度 安定性”を維持することができます。短期的な業績に左右されずに、“理念やビジョンを追求した経営”を継続することが可能なのです。
もう一つの大きな特徴は、株主を「株式投資の知識 経験が豊富なプロ(特定投資家)」に限定して、“上場企業側の負担を大幅に軽減”していることです。監査期間1年での上場申請、半期単位での決算開示(四半期は任意)、内部統制報告制度(J-SOX)の緩和などを認めているので、“スピード感のある短期間での上場”が可能となっています。また、これらの結果として、一般市場に比べて、上場コストも大きく抑えることができます。
また、Fukuoka PRO Marketにはエリア要件がないため、九州地方に限らず日本全国の会社が上場を目指すことができます。
そしてもう一つの特徴が、「F-Adviser制度」です。一般市場では、主幹事である証券会社が指導や事前審査をしたうえで証券取引所が上場審査とモニタリングを行いますが、FukuokaPRO Marketでは、福岡証券取引所から承認を受けた「F-Adviser」が上場の指導、審査、モニタリングまでの全てを行います。このF-Adviserが最初から最後まで責任をもって上場サポートしますので、上場を着実にスケジューリングすることが可能です。
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上場企業に寄り添った
“上場企業が主人公”の株式市場
Fukuoka PRO Marketの
魅力を生かして
Fukuoka PRO Market
のまま成長
Fukuoka PRO Marketを
足掛かりにして
Q-Board、
一般市場へ
ステップアップ
ベンチャー企業、老舗企業、ニッチトップ、地方企業…
あらゆる企業の“成長の起爆剤”となる、それが
Fukuoka PRO Marketを支える
F-Adviserとは
Fukuoka PRO Marketに上場するには、F-Adviserを1社選定し、F-Adviser契約を締結することが必要です。そして、Fukuoka PRO Marketに上場している間は、F-Adviser契約を締結していなければなりません。F-Adviserは、福岡証券取引所に代わって上場審査を行い、上場後はこのまま上場を継続させていいのかという視点でのモニタリングも行います。
つまり、Fukuoka PRO Marketにおいては、F-Adviserが上場企業の保証をすることになります。「どのF-Adviserを選択するのか」は、「どのF-Adviserに保証してもらうのか」という意味合いもあるということです。
F-Adviserの形式的な責務は上場指導、審査、モニタリングですが、本質的な役割は、担当企業の成長支援です。Fukuoka PRO Marketへの上場と上場後の成長を二人三脚で実現するパートナー、それが、F-Adviserです。Fukuoka PRO Marketであっても一般市場であっても、上場することは目的ではなく“企業を成長させる”ことだと、日本M&Aセンターは考えています。
日本M&Aセンターは、“企業成長を維持加速させながら、上場も実現する”お手伝いをいたします。「上場して企業を成長させたい」、「一般市場へステップアップさせたい」、「次世代にいい形でバトンタッチするために成長基盤を作ってあげたい」、そのような志を持った企業経営者の皆様をあらゆる角度から支援できる体制を整えています。
また、Fukuoka PRO Market上場会社は、東京証券取引所が運営するプロ向け市場であるTOKYO PRO Marketと重複上場をすることもできます。
将来的な成長戦略を幅広く描くためには、Fukuoka PRO Market、TOKYO PRO Marketの両方を支援できるアドバイザーがより望ましいでしょう。
日本M&AセンターはTOKYO PRO Marketの指導、審査、モニタリングを行う「J-Adviser」資格も保持していますので、重複上場を含めてご支援することができます。
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上場準備
サポート
(指導)
上場審査
上場後
モニタリング
成長支援
(経営支援)
Fukuoka PRO Market上場には、
F-Adviserを1社、選ぶ必要があります
上場は目的ではありません。
企業の成長こそが、上場の目的です。
「自社の課題も解決できる?」「1人株主でも上場できる?」
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