M&A用語集

株式交換

読み
かぶしきこうかん
英語
Share Exchange

株式交換とは、株式会社がその発行済株式の全部を他の会社に取得させることをいう。

発行済株式の全部を取得された会社を完全子会社、取得した会社を完全親会社といい、株式交換の対価が完全親会社の株式であれば、完全子会社の株式交換直前の株主は、株式交換後、完全親会社の株主となる。他方で、株式交換の対価が現金であれば、完全子会社の株式交換直前の株主は、完全親会社に株式譲渡をしたのと同じことになる。

対価を株式とした場合、現金を使わずにM&Aできるが、買い手企業が上場会社でないケースではあまり用いられない。

「株式交換」の関連用語

「株式交換」の関連コラム

株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

M&A全般
株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

株式交付制度は、令和3年3月1日に施行された「会社法の一部を改正する法律案」で、企業買収の手続きを合理化することを目的として新たに創設されました。本記事では、株式交付の仕組みや基本的内容を整理し、既存の株式交換との違いや、M&Aで活用する場合のメリット、注意すべき点について詳しくご紹介します。株式交付とは?株式交付は、M&Aなどにおいて買い手(譲受け企業)が他社を子会社化するために支払う対価として

日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

M&A全般
日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

中堅中小企業M&Aにおける株式交換スキームの活用状況日本M&Aセンターでは、上場企業が買い手となるM&A案件の成約を数多く支援している。そのうち株式交換スキームを用いたのは、2013年度で4件、その以前3年間で1件であったことを考えれば、株式交換スキームがここにきて注目を浴びてきていることがわかる。成約には至らなかったが、交渉過程で株式交換スキームを検討するケースは数多い。この背景には、やはり金庫

合併とは?買収との違い、種類やメリット、企業事例を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類やメリット、企業事例を解説

M&A(MergersandAcquisitions)は企業の合併・買収のことであり、「Mergers」が今回ご紹介する合併を指します。本記事では合併の概要や買収との違い、メリット・デメリット、必要な手続きなどについてご紹介します。日本M&Aセンターでは、様々な手法のM&A・経営戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこちら合併とは合併とは

事業譲渡とは?メリットや注意点、税金について公認会計士が解説

M&A全般
事業譲渡とは?メリットや注意点、税金について公認会計士が解説

事業の未来を築くため、経営者にとって重要な選択肢の一つとして挙げられるのが事業譲渡です。本記事ではどのような場合に事業譲渡がふさわしいのか、株式譲渡など他のスキームとの違いやメリット、手続きの流れや事例など、網羅的に解説しています。日本M&Aセンターでは、事業譲渡をはじめ、様々な手法のM&A・経営戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。無料相談はこち

M&Aのストラクチャーとは?意味や種類、選定方法、注意点まで詳しく解説

M&A全般
M&Aのストラクチャーとは?意味や種類、選定方法、注意点まで詳しく解説

M&Aのストラクチャーとは、M&Aを実行する際の手順・手法(スキーム)を指します。どのストラクチャーを選択するかによってその後のM&Aプロセスが大きく異なるため、慎重な検討が求められます。本記事では、M&Aのストラクチャーの種類や仕組みについて詳しくご紹介します。M&Aにおける「ストラクチャー」とはストラクチャーは、M&Aを実行する際の具体的な手法(スキーム)を意味します。英語の「structur

株式譲渡とは?税理士が解説。メリットやデメリット、手続き、税金について

M&A全般
株式譲渡とは?税理士が解説。メリットやデメリット、手続き、税金について

中堅・中小企業のM&Aで、最も多く用いられるスキームが株式譲渡です。本記事では、株式譲渡が行われる場面、メリット・デメリット(注意点)、手続きの流れ、税負担について解説します。日本M&Aセンターは株式譲渡をはじめ、様々なスキームのM&Aを経験・実績豊富なチームがご支援します。詳しくはコンサルタントまでお尋ねください。M&Aのご相談はこちらから株式譲渡とは株式譲渡は、譲渡対象会社の株主が所有する株式

「株式交換」に関連する学ぶコンテンツ

「株式交換」の関連M&Aニュース

ボードルア、FunClockを株式取得と株式交換により買収

株式会社ボードルア(4413)は、2024年3月6日日開催の取締役会において、テスト、検証、品質管理業務等を行う株式会社FunClock(東京都港区)の発行済み株式の一部を取得し、その後、ボードルアを株式交換完全親会社、FunClockを株式交換完全子会社とする簡易株式交換を行うことを決議し、同日付で株式譲渡契約及び株式交換契約を締結した。ボードルアは、ITインフラストラクチャ事業、ITインフラス

コナカ、サマンサタバサジャパンと経営統合で基本合意

株式会社コナカ(7494)と株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(7829)は、2024年2月20日開催したそれぞれの取締役会において、株式交換による経営統合に向けての具体的な協議・検討を行うことについて基本合意することを決議し、両社の間で基本合意書を締結した。コナカは、ビジネスウェアおよびその関連洋品ならびにバッグおよびアパレルの企画・製造・販売等を行う。サマンサタバサジャパンリミテッドは、

ユーグレナ、サティス製薬と日本ビューテックを簡易株式交換により完全子会社化

株式会社ユーグレナ(2931)は、同社を株式交換完全親会社とし、株式会社サティス製薬(埼玉県吉川市)及び日本ビューテック株式会社(長野県駒ヶ根市、以下「日本ビューテック」。サティス製薬と総称して「サティス製薬グループ」とする)を株式交換完全子会社とする簡易株式交換を実施することを決議し、株式交換契約を締結した。本株式交換は、サティス製薬及び日本ビューテックにおける2024年1月15日開催予定の臨時