
[M&A事例]Vol.118 後継者への株式の贈与問題をM&Aで解決。移住先で充実のセカンドライフを満喫
プラスチック製品の製造を手掛けるケー・アイ・ピーは、外部から社長を招聘し事業承継を行いましたが、株式贈与と将来的な成長戦略の課題にぶつかります。その後M&Aによる譲渡を行い、現在は新天地でセカンドライフを送る創業者に話を伺いました。
譲渡企業情報
譲受企業情報
※M&A実行当時の情報
2007年8月、当社がお手伝いしてM&Aを実行された2社をお迎えし、M&Aを決意された理由や当時の心境などをお聞きしました。
三川様: 私は創業社長の先代からサンエーを引継ぎました。サンエーはシール印刷を主に取り扱う印刷業の会社です。
現在41歳ですが子供がいないため、いずれ後継者問題を抱えることは明らかでした。
それに加えて印刷業界全体の競争が激しくなっていることもあり、数年先の状況を見据えて譲渡を決意しました。先代から引き継いだ会社の発展と従業員の将来、大手出版社を中心とする取引先は守らなければなりませんので。
鈴木様: 東京リスマチックは以前から印刷サービスメニューの拡充に取り組んでいました。その一つとしてシール印刷にも着手した矢先、シール印刷に特化したサンエーさんとの提携のお話をご提案いただいたのです。
シール印刷のノウハウやインフラを充実させるために検討したいと思いました。
資料を検討し、面談を重ねるうち、サンエーさんと提携すれば今まで外注でやっていたシール印刷も自社で内製化でき、コスト削減と早期納品が実現できることや、優良な取引先を取り込めることに魅力を感じました。
三川様: M&Aの話を進める中で、鈴木さんはサンエーとの提携後のビジョンを早い段階からかなり明確に持たれていて、熱心に私に語ってくれました。
そんな姿を見ていて、この方になら会社も従業員も取引先も安心して任せられると感じ、譲渡を決意しました。
三川様: 新しい営業提案商品の数がお互いに増えました。サンエーとしては今まで外注していたこともリスマチックさんにお願いできるので、利益率がさらに上がり、業績も向上しました。私自身は引き継ぎに専念しています。
鈴木様: 現在はサンエーをリスマチックの内神田オフィス内に移動し、円滑にコミュニケーションがとれる体制を整えました。もともとサンエー本社がリスマチックの内神田オフィスと目と鼻の先にあり、工場も近隣の県であったため、従業員の融合もスムーズに進んでいます。これも三川さんはじめ、サンエーの従業員の方々のご協力のおかげです。
これからも、事業のサービスメニュー拡大と収益性向上のため、さらなるM&Aにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
プラスチック製品の製造を手掛けるケー・アイ・ピーは、外部から社長を招聘し事業承継を行いましたが、株式贈与と将来的な成長戦略の課題にぶつかります。その後M&Aによる譲渡を行い、現在は新天地でセカンドライフを送る創業者に話を伺いました。
コロナ禍で業界全体に停滞感が広がるなか「新規顧客獲得を実現するには、加工技術の多角化を図るしかない」と企業の譲受けを検討していたハリガイ工業。最終的に選んだお相手は、同じ製造業で異なる技術と事業をもつ企業でした。
2022年2月に初めてのM&Aを実行した株式会社イノベックス。同社は、M&A成約前から譲渡企業側の経理体制の早期整備を意識し、成約から1年超にわたって日本PMIコンサルティングがサポートしました。同社 執行役員 経営企画室管掌 野田 芳明様と、親会社のウェーブロックホールディングス株式会社 経理財務部担当部長 兼 同部 経理課長 牧山 竜一様に、経理体制構築におけるPMI(M&A後の統合プロセス)を進めるうえで特に重視したポイントや、コンサルティングを受けた効果について伺いました。
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