
データ・アプリケーション、AI・ソフトウェア開発のメロンを子会社化へ
株式会社データ・アプリケーション(3848)は、株式会社メロン(東京都文京区、以下:メロン社)の株式に関し、第三者割当増資の引受、既存株主から発行済株式を一部取得するとともに、データ・アプリケーションを株式交付親会社、メロン社を株式交付子会社とする簡易株式交付を行うことを決定した。
なお、本第三者割当増資の引受、本株式取得及び本株式交付に伴い、メロン社はデータ・アプリケーションの連結子会社化となる予定。
データ・アプリケーションは、EDI(電子データ交換)を中心にデータ連携分野において、信頼性の高いパッケージソフトウェア「ACMS(Advanced CommunicationManagement System)シリーズ」を提供している。
メロン社は、時系列解析技術(時間と共に変化するデータから重要な特徴や異常を発見するほか、将来を予測する技術)やLLM(大規模言語モデル:膨大なテキストデータを処理することで、人間の言語を理解および生成できるAIシステム)に強みを有し、同技術を用いたデータ活用・分析に関係するAI開発・ソフトウェア開発等を行っている。
背景・目的
データ・アプリケーションは、2025年3月期から2027年3月期までの3カ年の中期経営計画を策定し、事業戦略として「事業領域の拡大・開拓」「収益安定性の向上」「人的資本経営の推進」の3つを掲げている。
今回のメロン社の子会社化は、データ・アプリケーションの製品に、メロン社の時系列解析技術やLLMを活用することで、高度な異常検知など他社との差別化・優位性を確保し、製品・サービス価値の向上を行うことができる見込みであり、データ・アプリケーションの中期経営計画で掲げている、「事業領域の拡大・開拓」における「データ連携市場の拡大」に貢献する。
加えて、同技術を活用することで、顧客満足度を向上させるなど、「収益安定性向上」を狙う。
また、AIを中心とした先端技術におけるナレッジを共有することにより、「人的資本経営の推進」における「優秀な人材の獲得」や「人材育成の強化」を図る。
①本第三者割当増資の引受の方法
データ・アプリケーションは、メロン社との間で第三者割当増資にかかる総数引受契約を締結し、メロン社の発行する新株株式22,449株を引き受ける予定。
本第三者割当増資の引受による株式取得数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
取得前の所有株式数 | -株(議決権の数:-個)(議決権所有割合0%) |
取得株式数 | 22,449株(議決権の数:22,449個)(議決権所有割合18.33%) |
取得価額 | 守秘義務契約により非開示 |
取得後の所有株式数 | 22,449株(議決権の数:22,449個)(議決権所有割合:18.33%) |
②本株式取得の方法
データ・アプリケーションは、株式譲渡契約を締結し、メロン社の株式を譲り受ける予定。
株式取得数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
異動前の所有株式数 | 22,449株(議決権の数:22,449個)(議決権所有割合18.33%) |
取得株式数 | 30,280株(議決権の数:30,280個)(議決権所有割合24.72%) |
取得価額 | 守秘義務契約により非開示 |
異動後の所有株式数 | 52,729株(議決権の数:52,729個)(議決権所有割合:43.06%) |
③本株式交付の方式
データ・アプリケーションを株式交付親会社、メロン社を株式交付子会社とする株式交付方法で行う。
本株式交付に係る割当の内容(株式交付比率)
本株式交付に係る株式交付比率:
データ・アプリケーション(株式交付親会社)1
メロン社(株式交付子会社)6.172
※本株式交付に伴い、メロン社の普通株式1株に対して、データ・アプリケーションの普通株式6.172株を交付する。
日程
第三者割当増資の引受日:2025年2月20日(予定)
株式譲渡実施日(効力発生日):2025年4月1日(予定)
株式交付実施日(効力発生日):2025年4月1日(予定)