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『TOKYO PRO Market』Special対談インタビュー
TOKYO PRO Marketを、「企業成長」「地域活性化」「事業承継」等のツールとして多くの企業様にご活用いただける市場に

今後の展望

臼井:第1フェーズとしてまずは上場企業数を増やし認知度を高めるといった意味では、かなり良い方向に変わってきましたよね。今後、第2フェーズとしてはどのような方向性を考えていらっしゃいますか?

絹谷氏:第2フェーズのポイントは1つで、「マーケットとしての機能をいかに高めていくか」ということだと思っています。そのためには、“流動性”の部分は今後の課題なのかなと思いますし、やっぱり「上場」なので、一定の流動性は必要だと思うんです。
プロ投資家が投資するに値する、魅力のある企業がマーケットに存在するからこそ流動性がつくのだと思っていて、流動性がついて然るべき魅力のある企業については、一定程度の流動性がつき、その結果大規模ではないにしろタイムリーにある程度の資金調達ができるといった環境を創りあげていく。こういった動きが、第2フェーズでは必要になると思っています。
その点については、ちょうど先日(3/29)に開催された金融審議会“市場制度ワーキング”の中で、プロ投資家の要件や、プロ投資家への移行手続きの見直しが議論されており、この議論が、プロ投資家をより増やしていくような方向性で進んでいけば、TOKYO PRO Marketの流動性をつくりあげていくという点においては追い風になると思います。このような流れもありますので、環境としては良い状態で第2フェーズに入っていけるのかなと思っています。
それと、TOKYO PRO Marketは投資家にとっても参加するメリットがある市場にしたいという思いもあります。
一定程度のステータスがある投資家であればTOKYO PRO Market上場企業に投資ができて、やがて企業が成長した段階で投資家にも果実が実る、といったような。皆がプロ投資家になりたいというような状態に持っていけたら、TOKYO PRO Marketはさらに盛り上がっていくと思います。
TOKYO PRO Marketを今後さらに皆さまに使っていただける市場にするには、プロ投資家を増やすこと・一定の流動性をつけること・魅力のある企業を誘致してくることなど、いくつも課題はあって、そのすべてを揃えて初めてマーケットとしての機能を高めていくことが実現すると思っています。そして、TOKYO PRO Marketの中で一定の資金調達が可能になれば、その調達資金で企業の成長を加速させることもできます。今後もTOKYO PRO Marketをより良い市場へと変化させていきたいと思っておりますので、是非TOKYO PRO Marketを利用して、次のステージにステップアップしていって欲しいですね。

TOKYO PRO Marketへの想い

臼井:たくさんの方にTOKYO PRO Marketを活用していただけるよう、私たちも会社全体で企業成長のサポートをしていこうと思っています。最後に、TOKYO PRO Marketへの思いの丈をお願いします。

絹谷氏:起業家の方が新規事業を立ち上げることを指して“ゼロイチ”と言ったりしますが、TOKYO PRO Marketに関して立ち上げから携われたおかげで、ゼロイチと似たような感覚を味わえました。100年単位でみても、新しい株式市場が出来るというのはすごく稀有なことだと思いますので、非常に貴重な経験が出来たと思っていますし、それに立ち会えたことはすごく幸運だったと思います。
いま、日本に存在する株式会社は200万社超あると言われていますが、そのうち上場企業は1%未満です。ほんの一握りのTOP企業が、“上場会社”というのが現状なんですよね。TOKYO PRO Marketは、このTOP企業への入り口となる市場だと思っています。TOKYO PRO Market上場が、“企業の成長”をはじめ、“地域の活性化”や“事業の承継”など、色々なツールとして活用され、上場会社の裾野が今後さらに拡がっていくことを期待しています。

TOKYO PRO Marketについて、より詳しくご覧いただきたい方は当社のTOKYO PRO Market上場支援サービスサイトをご確認ください。

業界初書籍『中小企業のための新しい株式市場東証TOKYO PRO Market あなたの会社も上場できる』発刊
第1章 TOKYO PRO Marketとは
第2章 なぜ、上場を目指すのか
第3章 事例1 地元経済を活性化させたい
第4章 事例2 経営理念を追求しながら会社を成長
第5章 事例3 TPM上場で急成長、2年後にマザーズへ
第6章 東京証券取引所が目指す「TPM」の理想像

著者 小田切 弓子
日本M&AセンターTOKYO PRO Market事業部
公認会計士

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