東証一部上場 証券コード 2127
No.2127

中堅・中小企業のM&A仲介実績No.1

M&A成功事例インタビュー

~後継者問題解決・成長拡大のためのM&A~

九州の会社で、首都圏での知名度が低いことが課題でしたが、1部上場企業と提携し、売上が飛躍的に拡大しました

タクショク&ワタミ

2008年7月、当社がお手伝いしてM&Aを実行された2社をお迎えし、M&Aを決意された理由や当時の心境などをお聞きしました。

写真:タクショク&ワタミ
株式譲渡契約調印式(2008年7月)にて。
株式会社タクショクの代表取締役社長 園田義夫様(左)とワタミ株式会社の代表取締役社長・CEO 渡邉美樹様。(※職称は当時のもの)
譲渡企業

株式会社タクショク

  • 長崎県
  • 弁当・食材の製造宅配
  • 売上高:約80億円
譲受け企業

ワタミ株式会社(東証一部:7522)

  • 東京都
  • 外食・介護・農
  • 売上高:約1000億円

園田様、タクショクのご紹介と日本M&Aセンターへ相談した経緯をお教え下さい

園田 当社は、九州を基盤として高齢者向け弁当宅配事業を営んでおり、今年、創業30年を迎える企業です。近年は関東地域に進出し順調に事業拡大を進め、2010年の上場を目指して準備を進めておりました。
しかし当社の基盤が九州で、首都圏での知名度に欠けるところがありました。この株式市場不況の中で上場を目指すにあたって、企業ブランドを確立する必要があると考えておりました。
そこで、知名度の高い企業と提携することも視野に入れ、当社の顧問税理士で創業以来30年お世話になっている、アイジータックス税理士法人の岩永先生に相談しました。岩永先生にアドバイスをいただきながら、同時に日本M&Aセンターもご紹介いただき、提携企業先を探してもらうことになりました。
その後、日本M&Aセンターの分林会長のご紹介により、ワタミの渡邉美樹社長と運命的な出会いを迎えることになったのです。

園田様、株式上場からM&Aへの方針転換を決断した理由は何ですか

園田 もちろん、ワタミの渡邉社長とお会いし、この方ならと思えたことがM&Aを決断した最大の理由です。実際にお会いしてワタミの企業理念や経営方針、渡邉社長個人のバイタリティや人間性、積極的な社会貢献活動などの話をお聞きし、非常に感銘を受けました。また、当社の事業モデルを高く評価していただき、事業の譲受に対して強い意欲を示し、将来戦略も熱く語っていただきました。
私自身も、当社の事業でワタミの有機農業事業による食材調達力が活用でき、相乗効果が高いと考えました。さらに、渡邉社長の知名度や人気、キャラクターが、当社の関東エリアでの事業拡大にとって絶大な後押しとなることは間違いないだろうと思いました。
そして、東証1部上場会社であるワタミのグループに入ることで、当初の目的であった「上場」と同様の効果を期待できます。間違いなく従業員や取引先に喜んでもらえると確信し、ぜひこの会社にタクショクを引き継いでほしいと思いました。

渡邉様、ワタミがタクショクと提携を決めた理由は?

タクショク&ワタミ
株式会社タクショク 代表取締役社長 園田様(上段中央)、ワタミ株式会社 代表取締役社長・CEO渡邉様(上段右から2人目)、アイジータックス税理士法人 岩永先生(上段左)、日本M&Aセンター 分林(上段右)

渡邉 当社は介護事業を通じて、一人でも多くの高齢者の方に心からのお世話をさせていただくことにより幸せに関わりたい、ということを経営方針としております。タクショクの高齢者向け弁当の宅配事業は、お客様はもちろん高齢者です。しかし、雇用時間などが高齢者の方でも働きやすい形に工夫されているため、弁当を製造しているパートの職員、お客様に弁当をお届けしている外部委託者「まごごろさん」も、定年退職後まだまだ働く意欲のある高齢者の方々です。お客様である高齢者のみならず、雇用面でも多くの高齢者の方々に貢献できるビジネスモデルです。これはまさに、「高齢者による高齢者のための事業である」とこのビジネスモデルの意義に惚れ込みました。さらに、単品メニューを追求し、低コスト・効率的な製造、物流体制が確立されていることに魅力を感じました。

また、グループ会社であるワタミファームを通じた食材調達や食品加工工場の共通化など、当社のグループ会社になることによるメリットはますます大きいように感じてきました。
当社はM&Aにはあまり馴染みのない会社です。しかし、タクショクのビジネスモデルを深く研究すればするほど、ワタミとの提携によるシナジー効果を明確に頭に描くことができ、ぜひ当社グループに入っていただきたいと望むようになりました。また、30年間ずっと同じ会計事務所に見てもらっていることや、上場準備もしていたということを聞き、財務面でも最初から安心していました。

渡邊様、今後のタクショクの事業展開はどのようになっていきますか?

渡邉 2020年に、この高齢者向け弁当宅配事業を100万食、売上規模1,000億円以上にしたいと考えています。今後、3年間は園田社長に引き続き代表取締役社長として残っていただき、これまで築き上げてきた事業を継続・強化していただきたいと考えています。
今後成長が期待できる関東エリアにおいては、ワタミのグループの全企業がバックアップしていきます。将来的には、ワタミグループの居酒屋事業、介護事業、農業に次ぐ、中核事業に育てたいと考えています。